ブラジル住みの日々あれこれ

ブラジルでの生活や日々のあれこれ、娘の英語教育についてなど

すしペロ騒動に見るブラジルと日本の違い【ブラジルにも炎上騒ぎはあるよ】

すしペロ男子高校生が日本を騒がせているみたいだけれど、昨日からブラジルでも大きく炎上している騒動がある。

それがコレ↓

youtube.com

サンパウロ州バウル市にある大学での騒動。

3人の若い女子大学生が、彼女たちと同じ大学に通う40歳の女性についての動画を録画。

それがSNSを中心に拡散し絶賛大炎上中なのだ。

動画には「彼女は年をとりすぎている」「年金受給する年齢でしょ」などなど嘲笑いながら彼女を馬鹿にし蔑んでいる様子が映っている。

日本と同じく彼女たちの名前や年齢、通う学部や住所の特定はもちろん、親族関係まで洗いざらいネットにさらされている。

それどころかGloboというブラジル最大のテレビ局をはじめあらゆる局で大きく報道されている始末。

多分3人とも人生終わった…

外見(特に人種)や年齢への差別・偏見に厳しいブラジル

ブラジルでは外見(特に人種)や年齢に関することを冗談にするのは絶対にダメだ。

それはこんな理由から。

 

外見・・・ブラジルは人種について世界一とも言われる多様性をもっており、それゆえに差別が起こってきた、そして今も起こっている現状がある。人種差別につながる表現などは法律で当然罰せられるし、世間も受け入れない

 

年齢・・・超格差社会のブラジルは若いころには経済的問題で学問に挑戦的なかった人がいる。あるいは無知による若い妊娠出産で教育の機会がなかった人も多い。だからある程度年齢がいっていても、苦難を乗り越え挑戦する人はリスペクトされる。バカにすることは許されない。

 

すしペロ類似案件はブラジルならここまで炎上しない

日本でこの年齢揶揄の案件があったとして、そこまで炎上するかな?…と個人的に思う。

だって普通にメディアでも年取っていることをバカにするようなコメディとかいっぱいあるしね。非難は受けるだろうけど、人生終わるレベルじゃないのではないだろうか。

 

逆にすしペロ案件がブラジルで起こったらもちろん非難を受けるけれども、ブラジルでは日本の男子高校生のように人生終わるレベルにはならないと思う。

 

なんというか…すしペロみたいな物理的な攻撃(?)って普段から銃だの強盗だの危険にさらされているブラジル人からすれば、自分に害が及ばない限り特に興味をもたない人が多い気がする。

 

でもブラジルは年齢や人種といった人としての根本にかかわるところには結構厳しい。

【まとめ】馬鹿にSNSは使わせるな

世界中で炎上騒ぎがあるけれど、とりあえず馬鹿にSNSは使わせるなってことでOKだと思う。

娘にも少しずつSNSの使い方や付き合い方を教えていかなきゃな…とすしペロだのブラジルの炎上騒ぎだの見て決心する今日この頃。